DAZNの解約手続きが「めんどくさい」「どこでやればいいか分からない」と悩んでいませんか。私も以前、解約ボタンが見つからず途方に暮れた経験があります。
実は、DAZNの解約が複雑なのは、契約した「場所」によって手続きの入り口が全く違うからです。DAZN公式サイト、Apple(iPhone)、Google Play(Android)、docomoなど、支払いをしている場所(=契約の親)が解約窓口となります。
この記事では、利用者が迷いやすい「契約ルートの特定方法」から、全ルート別の具体的な解約手順までを網羅的に解説します。この記事を読めば、あなたは5分で面倒な手続きを終わらせることができます。
なぜDAZNの解約は「めんどくさい」と感じるのか
多くの人がDAZNの解約を難しいと感じるのには、はっきりとした理由が2つあります。
理由1|解約を引き止める「一時停止」の罠
DAZN公式サイトから解約手続きを進めると、途中で「アカウントの一時停止はいかがですか?」という提案が表示されます。これは解約(退会)ではなく、文字通り「一時停止」です。
利用者はこの提案を回避し、さらに下の階層にある「キャンセルにすすむ」ボタンを探し出す必要があります。この意図的な「引き止め」こそが、「めんどくさい」と感じる第一の要因です。
理由2|契約場所で解約窓口が違う
最も深刻な問題は、「解約手続きを行うべき場所」を間違えているケースです。DAZNは非常に多くの契約ルート(窓口)を持っています。
例えば、iPhoneアプリから登録した場合、解約はDAZNのサイトではなく、iPhoneの「設定」アプリ(Apple ID)で行います。docomo経由なら「My docomo」です。この「契約の親」を理解していないと、解約ボタンに永遠にたどり着けません。
最初の関門|あなたの契約ルートを30秒で特定する方法
解約を成功させる鍵は、「自分がどこ(誰)と契約しているのか」を正確に特定することです。これができれば、解約作業の9割は終わったと言えます。
「解約ボタンがない」は契約場所が違う証拠
DAZNの「マイ・アカウント」にログインしても「退会」や「解約」のボタンが見つからない場合、それは「あなたがDAZN公式サイトで直接契約していない」という決定的な証拠です。
あなたの契約は、Apple、Google、docomo、Amazonといった第三者のプラットフォームを経由しています。DAZN側には、これらの契約を解除する権限がないため、ボタンが存在しないのです。
支払い履歴(請求元)で「契約の親」を特定する
最も確実な特定方法は、クレジットカードの利用明細や銀行口座の履歴を見ることです。DAZNの料金を引き落としている「請求元の名義」を確認してください。
私が確認した主な請求元は以下の通りです。
| 請求元の名義 | あなたの契約の親(解約窓口) |
| APPLE または ITUNES | Apple (iPhoneの設定) |
| GOOGLE*DAZN | Google (Google Play ストア) |
| NTT DOCOMO | docomo (My docomo) |
| AMAZON | Amazon (Amazon アカウント) |
| AU または KDDI | au (My au) |
| DMM | DMM (DMM アカウント) |
| J:COM | J:COM (J:COM マイページ) |
この請求元こそが、あなたが解約手続きを行うべき「正しい場所」です。
【全ルート網羅】契約場所別|DAZNの完全解約手順
あなたの「契約の親」が特定できたら、以下の該当する手順を実行してください。5分もかからずに完了します。
DAZN公式サイト(Webブラウザ)で契約した場合
PCやスマホのブラウザ(ChromeやSafari)からDAZN公式サイトにログインします。「マイ・アカウント」を選び、「ご契約内容」に進んでください。
「退会する」を選択すると、前述した「一時停止」の提案が表示されます。これを無視して画面下部の「キャンセルにすすむ」を選び、パスワードを入力すれば完了です。
30日前の通知期間に注意
このルートは「30日前までの退会通知期間」が適用される場合があります。手続き完了後も、契約終了日までは視聴でき、最終的な日割り請求が発生することがあります。
Apple(iPhone/iPadアプリ内課金)で契約した場合
iPhoneやiPadのDAZNアプリからは解約できません。必ずiPhone本体の「設定」アプリを開きます。
手順は以下の通りです。
- 「設定」アプリを開き、一番上の自分の名前(Apple ID)をタップします。
- 「サブスクリプション」をタップします。
- 契約中の一覧から「DAZN」を選びます。
- 「サブスクリプションをキャンセルする」をタップして完了です。
Google Play(Androidアプリ内課金)で契約した場合
Androidスマホの場合も、DAZNアプリではなく「Google Play ストア」アプリから手続きします。
手順は以下の通りです。
- 「Google Play ストア」アプリを開き、右上のプロフィールアイコンをタップします。
- 「お支払いと定期購入」を選びます。
- 「定期購入」をタップし、一覧から「DAZN」を選びます。
- 「定期購入の解約」をタップし、画面の指示に従い完了です。
DAZN for docomoで契約した場合
これはDAZNではなく、docomoが提供するサービスです。解約はdocomoの窓口(My docomo)でのみ行えます。
「My docomo」にdアカウントでログインし、「ご契約内容」から「DAZN for docomo」を探して解約(廃止)手続きを進めます。
火曜夜のメンテナンスに注意
docomoのシステムは、毎週火曜日の夜(22:30頃~翌朝7:00頃)にメンテナンスがあります。この時間帯は解約手続きができないため、避けてください。
Amazon(Fire TV Stickなど)で契約した場合
AmazonのFire TV Stickなどで契約した場合、テレビ画面(デバイス本体)からは解約できません。PCやスマホからAmazonのウェブサイトで手続きします。
Amazonのウェブサイトにログインし、「アカウントサービス」に進みます。「アプリライブラリと端末の管理」を選び、左側メニューの「定期購読」からDAZNの「自動更新をオフにする」を選択すれば完了です。
その他(au/UQ, DMM, J:COMなど)の契約ルート
上記のいずれでもない場合、契約したキャリアやサービスの窓口で手続きします。
- au / UQ mobile|「My au」アプリまたはウェブサイト
- DMM×DAZNホーダイ|DMMのウェブサイト(DAZN側では不可)
- J:COM|J:COMの「マイページ」
いずれも「支払った場所で解約する」という原則は同じです。
それでも解約できない時のトラブルシューティング
上記の手順を試しても解約できない、あるいはログイン情報が分からず困っている場合の対処法です。
ログインできない・パスワードを忘れた場合
解約手続きは、各プラットフォームへのログインが前提です。パスワードを忘れた場合は、各サービスの「パスワードリセット」機能を利用してください。
特に「DAZN for docomo」のログインは、DAZNのIDではなく「dアカウント」を使います。間違えないよう注意が必要です。
最終手段|チャットサポートで直接依頼する方法
自分の契約ルートがどうしても分からない場合の最終手段です。DAZNは電話サポートがないため、チャットで担当者に直接依頼します。
DAZNのヘルプページ右下にあるチャットを起動し、AIの質問には答えず、入力欄に「誰かと話したい」と入力します。これで人間のオペレーター(ライブチャット担当者)に繋がります。担当者に事情を説明し、本人確認(氏名、メアド、クレカ下4桁など)に応じれば、解約処理を進めてくれます。
まとめ|DAZN解約の最大の教訓
DAZNの解約が「めんどくさい」と感じる最大の理由は、契約管理元が分散しているためです。私が学んだ最大の教訓は、「何を見ているか(DAZN)」ではなく、「誰に支払っているか(Apple, docomoなど)」を意識することです。
この記事で紹介した「請求元(契約の親)」を確認する方法さえマスターすれば、DAZNに限らず、あらゆるサブスクリプションサービスを迷わず解約できます。面倒な手続きは5分で終わらせて、スッキリしましょう。

