2025年に開催されるFIFA U-17女子ワールドカップは、女子サッカー界における革命的な一歩を記します。私が注目するのは、単なるトーナメントの開催に留まらない、その構造的な大変革です。
これまでの2年ごとの開催から毎年開催へと移行し、出場チーム数も16から24へと大幅に拡大されます。この歴史的な変更は、次世代の若き才能たちに前例のない機会を提供し、女子サッカーの未来を大きく変えることになるでしょう。今回は、この画期的な大会の全貌を、ベテランブロガーである私が徹底的に解説します。
グループステージ | 2025年10月17日〜10月25日 |
ラウンド16 | 2025年10月28日、29日 |
準々決勝 | 2025年11月1日、2日 |
準決勝 | 2025年11月5日 |
決勝戦・3位決定戦 | 2025年11月8日 |
女子サッカーの新時代を告げる歴史的変革

2025年大会は、女子ユースサッカーの育成と発展において、まさに画期的なイベントです。FIFAが打ち出した一連の改革は、この年代の国際大会のあり方を根本から変え、次世代の才能に前例のない機会を提供します。
2年周期から毎年開催へ|若き才能に広がる機会
本大会における最も重要な変更点は、開催形式の刷新です。これまで2年ごとに16チームが参加していた大会フォーマットは、2025年大会から毎年開催、出場チーム数24へと大幅に拡大されます。
この変更は、女子サッカーのグローバルなプロフェッショナル化を加速させるための、FIFAによる直接的かつ戦略的な介入と言えます。従来の2年周期では、特定の年齢層の選手たちは、一度のチャンスを逃すと二度とワールドカップの舞台に立てませんでした。毎年開催に切り替えることで、選手たちが世界最高峰の舞台を経験する機会は単純に倍増するのです。
5年間の開催権をモロッコへ|持続可能な新モデル
もう一つの前例のない決定は、モロッコに2025年から2029年までの5大会連続での開催権を与えたことです。これは、開催国選定のプロセスから脱却し、より持続可能でインパクトの大きい新たなユース大会開催モデルを試すものです。
一つの国に開催権を集中させることで、スタジアムやトレーニング施設といったインフラへの長期的かつ深い投資ができます。このモデルは、参加国にとっても、5年間にわたりモロッコを目的地として計画を立てられるため、遠征コストなどを大幅に削減できる利点があります。FIFAのインファンティーノ会長が本大会を「真のマイルストーン」と位置付けたことからも、モロッコを女子サッカー発展の拠点とする意図がうかがえます。
新時代を象徴する大会エンブレム
この新時代を象徴するものとして、新たな大会エンブレムも発表されました。今後5年間モロッコで使用されるこのエンブレムは、限界を超えて夢見る才能ある女子選手たちに光を当てるというコンセプトを表現しています。
デザインは、「U17」の「U」の空白部分にトロフィーのシルエットが浮かび上がる、大胆かつモダンなものです。これは、大会の伝統を尊重しつつ、女子サッカーの未来を見据えた、ダイナミックな新時代の幕開けを視覚的に表現しています。
FIFA U-17 女子ワールドカップに世界の強豪が集結!出場24カ国とグループステージの展望

出場枠が24に拡大された今大会には、世界6大陸から予選を勝ち抜いた強豪国が集結します。アフリカ大陸で初めて、アラブ諸国では2番目の開催国となるモロッコの躍進にも注目が集まります。
全24出場国の顔ぶれ|初出場国にも注目
2024年5月のFIFAカウンシルで承認された新たな大陸別出場枠に基づき、全24の出場国が決定しました。私が特に注目しているのは、今大会でワールドカップデビューを飾るコートジボワール、サモア、オランダ、ノルウェーの4カ国です。
大陸連盟 | 国名 | 出場回数 | 過去の最高成績 |
AFC | 日本 | 9回目 | 優勝 (2014) |
朝鮮民主主義人民共和国 | 8回目 | 優勝 (2008, 2016, 2024) | |
大韓民国 | 5回目 | 優勝 (2010) | |
中国 | 4回目 | グループステージ敗退 | |
CAF | モロッコ | 2回目 | グループステージ敗退 (2022) |
ナイジェリア | 8回目 | 3位 (2022) | |
カメルーン | 3回目 | グループステージ敗退 (2016, 2018) | |
ザンビア | 3回目 | グループステージ敗退 (2014, 2024) | |
コートジボワール | 初出場 | – | |
Concacaf | アメリカ合衆国 | 7回目 | 準優勝 (2008) |
メキシコ | 8回目 | 準優勝 (2018) | |
カナダ | 8回目 | 4位 (2018) | |
コスタリカ | 3回目 | グループステージ敗退 (2008, 2014) | |
CONMEBOL | パラグアイ | 4回目 | グループステージ敗退 (2008, 2014, 2016) |
ブラジル | 8回目 | 準々決勝 (2010, 2012, 2022) | |
エクアドル | 2回目 | 準々決勝 (2024) | |
コロンビア | 7回目 | 準優勝 (2022) | |
UEFA | オランダ | 初出場 | – |
ノルウェー | 初出場 | – | |
スペイン | 6回目 | 優勝 (2018, 2022) | |
フランス | 4回目 | 優勝 (2012) | |
イタリア | 2回目 | 3位 (2014) | |
OFC | ニュージーランド | 9回目 | 3位 (2018) |
サモア | 初出場 | – |
グループステージ組み合わせ|死の組はどこだ
2025年6月に行われた組み合わせ抽選会により、6つのグループが決定しました。ここからは各グループの見どころを、私が詳しく解説します。
グループA|開催国モロッコの試練
開催国モロッコは、南米の強豪ブラジル、2014年大会3位のイタリア、そして実力者コスタリカという厳しいグループに入りました。国を挙げての女子サッカーへの投資が世界レベルで通用するかの試金石となります。
グループB|前回女王・朝鮮民主主義人民共和国の牙城
最多3度の優勝を誇る前回王者・朝鮮民主主義人民共和国が絶対的な本命です。しかし、2018年準優勝のメキシコ、そしてUEFA王者として初出場するオランダも同居する、非常に興味深いグループです。
グループC|実力伯仲の混戦模様
フィジカルに秀でたアメリカを中心に、勢いに乗るエクアドル、戦術的に洗練された中国、UEFA準優勝の初出場国ノルウェーと、多様なスタイルのチームが集まりました。どこが勝ち抜けてもおかしくない混戦が予想されます。
グループD|強豪3カ国と究極のアンダードッグ
2022年3位のナイジェリア、組織的なカナダ、2012年覇者のフランスという強豪3チームに、初出場のサモアが挑む構図です。上位2枠を巡る争いは熾烈を極めるでしょう。
グループE|今大会最激戦区「死の組」
私が今大会で最も厳しい「死の組」と見ているのがこのグループです。2022年大会決勝を戦ったスペインとコロンビア、2010年王者の大韓民国、そして初出場のコートジボワールが同居します。少なくとも1つの強豪国がグループステージで姿を消すことになります。
グループF|リトルなでしこの進む道
2014年大会の覇者である日本は、オセアニアの強豪ニュージーランド、身体能力の高いザンビア、そしてCONMEBOL王者のパラグアイと同組になりました。日本の技術と戦術が試される場であり、特に南米予選を初制覇したパラグアイは最大の脅威となるでしょう。
FIFA U-17 女子ワールドカップの試合日程

グループステージ | 2025年10月17日〜10月25日 |
ラウンド16 | 2025年10月28日、29日 |
準々決勝 | 2025年11月1日、2日 |
準決勝 | 2025年11月5日 |
決勝戦・3位決定戦 | 2025年11月8日 |
グループステージ
日本代表「リトルなでしこ」はグループFに入り、ニュージーランド、ザンビア、パラグアイと対戦します。各グループの試合日程は以下の通りです。
グループA
日時 | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
10月17日 20:00 | モロッコ vs ブラジル | プランス・ムーレイ・アブドゥラ・オリンピック・アネックス・スタジアム(ラバト) |
10月18日 14:00 | イタリア vs コスタリカ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月21日 17:00 | コスタリカ vs ブラジル | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月21日 20:00 | モロッコ vs イタリア | プランス・ムーレイ・アブドゥラ・オリンピック・アネックス・スタジアム(ラバト) |
10月24日 20:00 | コスタリカ vs モロッコ | プランス・ムーレイ・アブドゥラ・オリンピック・アネックス・スタジアム(ラバト) |
10月24日 20:00 | ブラジル vs イタリア | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
グループB
日時 | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
10月18日 19:00 | 朝鮮民主主義人民共和国 vs メキシコ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月18日 19:00 | カメルーン vs オランダ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月21日 19:00 | 朝鮮民主主義人民共和国 vs カメルーン | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月21日 19:00 | オランダ vs メキシコ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月24日 17:00 | オランダ vs 朝鮮民主主義人民共和国 | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月24日 17:00 | メキシコ vs カメルーン | プランス・ムーレイ・アブドゥラ・オリンピック・アネックス・スタジアム(ラバト) |
グループC
日時 | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
10月18日 13:00 | アメリカ vs エクアドル | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月18日 19:00 | 中国 vs ノルウェー | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月21日 16:00 | アメリカ vs 中国 | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月21日 19:00 | ノルウェー vs エクアドル | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月24日 19:00 | ノルウェー vs アメリカ | プランス・ムーレイ・アブドゥラ・オリンピック・アネックス・スタジアム(ラバト) |
10月24日 19:00 | エクアドル vs 中国 | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
グループD
日時 | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
10月19日 16:00 | ナイジェリア vs カナダ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月19日 19:00 | フランス vs サモア | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月22日 16:00 | ナイジェリア vs フランス | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月22日 19:00 | サモア vs カナダ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月25日 16:00 | サモア vs ナイジェリア | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月25日 16:00 | カナダ vs フランス | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
グループE
日時 | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
10月19日 13:00 | 韓国 vs コートジボワール | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月19日 19:00 | スペイン vs コロンビア | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月22日 13:00 | コロンビア vs コートジボワール | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月22日 19:00 | スペイン vs 韓国 | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月25日 13:00 | コートジボワール vs スペイン | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月25日 13:00 | コロンビア vs 韓国 | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
グループF
日時 | 対戦カード | 会場 |
---|---|---|
10月19日 14:00 | 日本 vs ニュージーランド | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月19日 19:00 | ザンビア vs パラグアイ | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月22日 17:00 | 日本 vs ザンビア | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月22日 20:00 | パラグアイ vs ニュージーランド | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月25日 20:00 | パラグアイ vs 日本 | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
10月25日 19:00 | ニュージーランド vs ザンビア | ムハンマド6世サッカーアカデミー(サレ) |
ノックアウトステージ
2025年FIFA U-17女子ワールドカップ モロッコ大会のノックアウトステージの日程は以下の通りです。各グループの上位2チームと、各グループ3位の成績上位4チームがノックアウトステージに進出します。
ラウンド16
日時 | 対戦カード | 会場 |
10月28日 16:30 | グループA 2位 vs グループC 2位 | スタッド・プランス・エリチエ・ムーレイ・ハッサン(ラバト) |
10月28日 16:30 | グループC 1位 vs グループA/B/F 3位 | アル・バリード・スタジアム(ラバト) |
10月28日 20:00 | グループB 1位 vs グループA/C/D 3位 | スタッド・プランス・エリチエ・ムーレイ・ハッサン(ラバト) |
10月28日 20:00 | グループA 1位 vs グループC/D/E 3位 | オリンピック・スタジアム・アネックス・スポーツ・コンプレックス・プランス・ムーレイ・アブデラ(ラバト) |
10月29日 16:30 | グループE 1位 vs グループD 2位 | スタッド・プランス・エリチエ・ムーレイ・ハッサン(ラバト) |
10月29日 16:30 | グループB 2位 vs グループF 2位 | アル・バリード・スタジアム(ラバト) |
10月29日 20:00 | グループD 1位 vs グループB/E/F 3位 | アル・バリード・スタジアム(ラバト) |
10月29日 20:00 | グループF 1位 vs グループE 2位 | オリンピック・スタジアム・アネックス・スポーツ・コンプレックス・プランス・ムーレイ・アブデラ(ラバト) |
準々決勝
- 11月1日、2日
準決勝
- 11月5日
3位決定戦
- 11月8日
決勝
- 11月8日
2025 FIFA U-17 女子ワールドカップの放送・配信情報

2025 FIFA U-17 女子ワールドカップの配信は、現在未定です。
シーズン | FIFA+ | J SPORTS | DAZN |
---|---|---|---|
2022 | 全試合配信 | ||
2024 | 全試合配信 | ||
2025 | 未定 | 未定 | 未定 |
まとめ

FIFA U-17女子ワールドカップモロッコ2025は、単なる勝敗を超えた、女子サッカーの未来を占う重要な大会です。
毎年開催と出場枠拡大という新フォーマットが大会にどのような変化をもたらすのか。開催国モロッコの挑戦、アジアと欧州の覇権争い、そして新たなスターの誕生。私が解説した見どころに注目すれば、この歴史的な大会を何倍も楽しめるはずです。
モロッコの地で始まる女子サッカーの新たな時代の幕開けを、共に見届けましょう。
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